これから大きくなって、新しい世界に飛び込んでいく子供たちへ。 今回もお父さんがこれまでの人生や仕事の中で学んできた「大切にしている考え方」を書き残します。
今日はどんな物事に取り組むときも、「予測をしてから臨む」ということについて話すね。
これは、自分を守り、そして周りの人も大切にするために、とても役に立つ知恵だから。
「みんなの時間を奪わないため」の予測
ある日の朝礼で、お父さんの同僚が司会をしていた時の話だ。 その日は、みんなである本を読み合わせることになっていた。司会者は「何ページから読むか」をみんなに伝える役割がある。
でも、その人は「何ページから読むか」を事前に確認せずに本番に出てしまった。 いざ読み合わせの時になって、「えーっと、前回はどこまでだったかな?」と慌てて調べ始めた。その間、集まった何十人もの人たちは、何もできずにただ待たされることになっちゃった。
もし彼が、始まる前に「この読み合わせに必要な事」を予測していたらどうだったかな? たった一分、事前に確認しておくだけでみんなの貴重な時間を無駄にせずに済んだし、彼自身の評価が下がることもなかったはずなんだ。
この例では自分の評価を下げないためにも予測をしてほしいと伝えたかったんだけれど、それだけじゃなくて 作業の流れを予測することは、周りの人を助けることもある。この例では、周りの人間が予測してページを把握していれば、司会を助けることにもつながっていたはずだから。予測は、人に対する「優しさ」にもなるんだよ。
「自分の考えを持っておく」という予測
もう一つ、お父さん自身の経験を話すね。 ある時、新しい作業のやり方を教えてもらう機会があったんだ。お父さんは話を聞く前に、「私ならこう進めるだろうな」と自分なりに手順を予測してから臨んだ。
すると、説明が始まった途端に「あれ?」と思ったんだ。 相手が言っていることが、お父さんの予測と全然違ってた。
「おかしいな」と思ってその場で確認してみたら、やっぱり説明してくれていた人の方が手順を間違えていたんだ。 驚いたのは、一緒に話を聞いていた他の人たちは、誰もその間違いに気づいていなかったこと。みんなはただ「言われたことを聞くだけ」で、予測をしていなかったからなんだと思う。いやぁ、事故に繋がらなくてよかった。
予測を持って臨むと、間違いに気づく「アンテナ」が立つ。その間違いが相手のものなときもあれば、自分自身が間違っていることも当然ある。肝心なのは、どちらにしてもいい結果に繋がるということ。相手が間違っていればそれを正してあげられるし、自身が間違っていれば学びになる。そしてそれを積み重ねることで、誰かに流されず、自分の身を守る強い武器にもなるんだよ。
普段の生活における「予測」とは
「自分の身を守る強い武器」、人に対する「優しさ」、自身の成長の糧、そして「心の余裕」をつくる道具。
世の中の「少し考えればわかるだろ」の本質は「予測したら自ずとわかるはずだ」ということだし、道路で危険の予測をすることで自身の身を守れるし、と「予測」のもたらす効果は語りつくせないほどある。今回は一部だったけど、他にも今後具体例と一緒に紹介していければと思う。
これから二人は、学生の時期であれば部活の試合や定期テスト、文化祭の準備など、新しいことにたくさん挑戦していくと思う。そんな時、動き出す前に心の中でこうつぶやいてみてほしい。
「この後、どんな流れで進むかな?」
「自分だったらどうやるかな?」
予測は、100%当てる必要なんてないんだ。当たれば自信になるし、外れたらそれは新しい発見になる。 大事なのは、「自分の頭で想像してみること」そのものにあるんだよ。
何も考えずに言われた通りにするより、予測を持って動く方が、毎日はずっと面白くなる。
今回はここまで。 よければ早速、明日家を出る前に一瞬だけ「今日はどうなるかな?」って想像してみてね。
二人のこれからの挑戦を、いつでも応援しています。


