雑記

太陽光発電の評価、勘違いしてました。スマートエネルギーのこれから

太陽光発電について、今までのイメージだと
・耐用年数25年と聞いていたけど、実際は台風や外的要因の影響で
 10年前後でソーラーパネルが壊れてしまうことが多い
・一時期太陽光発電がもてはやされていた時は、売電価格が高く、
 初期費用をしっかり回収できて、その後は利益となっていくという
 セールストークだったが、実際は現在売電価格は下落していて、
 金銭的なうまみはない。

という噂(売電価格については事実)があったため、太陽光は一気に廃れて
しまい、業界は大変なことになっているんじゃないかと勝手に思っていました。

でもどうやらそれは勘違いで、太陽光発電はこれから、下手したら加速度的に伸びる分野のようです。

スマートエネルギーweek2020 に行ってきた

冒頭の太陽光発電へのマイナスイメージを持ちながら、インテックス大阪で
開催のイベントに参加してきました。

普通こーゆーイベントは、業界人や知識人が参加するものだとは思うんです
が、僕は素人に毛が生えた程度の完全に一般人。ただ、何かしら知見を得て、さらにお客様への話のネタにできればいいな、くらいの意気込みでの参加です。

素人目線での発見もあるはずだ!なんて根拠のない自信なんかも持ちながら
みてまわってきましたよと。

そしたら、のっけから色々な勘違いが露呈しまして。結果としては今回参加して本当によかったなーと思いました。いやぁ、なんにでも首を突っ込んでみるものですね。

こちゃのスマートエネルギーに関する勘違い

いやぁ、スマートエネルギーって、再生可能エネルギーのことだと思ってたんですよ。太陽光発電を筆頭に、風力発電、地熱発電、etc…

でも、それはスマートエネルギーの一部だったようです。そらそうだわな、元々再生エネルギーって呼び方があるんだからそれをわざわざ別の呼び方するのはなんか変だもんね。

詳細は、間違ってたら問題な(恥ずかしい)のではしょりますが、スマートエネルギーというのは、再生可能エネルギー、それらを制御するシステム、蓄電池、関連するコミュニティー等の総称のようです。

正直、この呼称には疑問を覚えましたけどね。再生可能エネルギー以外は、
エネルギーそのものではないので。でもまぁ、それで普及しているのならそーゆーものなんでしょう。と一応は納得。

太陽光発電の目的は、投資目的から自家消費へ

これは、少なくともまわった太陽光発電関連のスペースはほぼおっしゃってましたね。

以前は、冒頭に記載したように「太陽光発電により自身の電気をまかない、あまった分は売電する」ことで、最終的に利益を生み出そうという考え方がほとんどだったと思います。でも、売電価格が下落したことでこの考え方は難しいという認識が広がっていました。(ここは僕のイメージは間違ってなかったようです。ドヤァ)

それが現在は、「災害時のライフラインとして備えられる」、「電気自体の価格が上がっているので、自身でまかなったほうが安くなる」といったアプローチに推移しているそうです。特に個人向けにはこの考え方が上手くハマっているようですね。

最初にこの世間の流れを聞いたので、あぁ、じゃあto Cがメインで広がっているのかな、と勝手に早合点してしまったのですが、太陽光発電はto Bにもある指標のために驚きの拡がりを見せていたんです。

国際的企業連合「RE100」

「RE100は、100%再生可能電力に取り組んでいる何百もの大規模で野心的な企業を結集させた、グローバルな企業再生可能エネルギーイニシアチブ です。」 ※RE100の公式ホームページより抜粋

要は、自社の使用電気の100%を再生可能エネルギーでまかなう企業の集合体、ということのようです。AppleやGoogleなんかは、既にこの基準を達成しているそうです。あれだけ母体の大きい会社が自社の電気を全てまかなうってどんだけだって思いましたけど。

このRE100に加盟していると、あぁ、環境に配慮した素敵な企業なんだな、くらいはわかるんですが、そのイメージや、実際に電気がまかなえることだけで、そんなに取り組むほどのメリットになるのかな?と思ったんですが、RE100に加盟できることは、企業側に大きなメリット・・・というよりも加盟しないことのデメリットがあったんです。

投資家たちの判断基準の一つ

この「RE100]に加盟しているかどうかを、投資家は投資の判断基準にするんだそうです。

これを聞いたとき、過去に個人情報を適切に扱える企業であるかどうかを示す「プライバシーマーク」だったり、あとは自動車の排気ガスの排出目安を抑えるよう基準が制定された当時のことを思い出しました。

大きな会社であればあるほど、信頼の指標であるRE100は加盟しないわけにはいかない大きな基準になっていたんですね。

かといって、会社の電気を賄うほどの再生エネルギー発電スペースは限られているはず。そう考えると、今後法人が土地をわざわざ買って、メガソーラーを用意する、なんて動きも出てくるのかもしれませんね。

まだまだ伸びる太陽光発電

現在、こういった事情を満たすための太陽光発電の普及率は10%前後なんだそうです。原発の稼働が世間的に厳しくなってきている今、こういった再生可能エネルギーはもっと増えていかないといけないし、増やすべきなようですね。そのための技術やアイディアは今もどんどん生まれてきています。展示会でも面白いものがたくさんありました。

世間の技術は日進月歩。拒否反応を起こすとすぐに置いてかれてしまいます。今後も、こういった技術には注目していきたいと思います。

番外編「せまりくる風力発電」

今回の展示会では残念ながらあまり見られなかったのですが、色々な出展者の方たちから聞いた話を総合すると、太陽光発電の他に風力発電がどうやら伸びそうだぞと。そんな感じでした。

ふーん、ならまた大きな土地に風車を立てて、なのかなぁ・・・と思いきや
「洋上風力」が注目されているんだとか。海の上は常に一定の風が吹いているそうで、さらに敷地面積もベラボーにあるので、向いているのだとか。

風車の設置ですが、これには2つ方法があって、洋上に浮かべた土台の上に風車を立てる方法と、海の底に穴を掘って設置する方法。耐久性等を考えたら海の底に穴を掘る方法に軍配が上がりそうですね。

じゃあ、実際にそうなった場合ですよ。考えてみてください。
・めっさ巨大な風車を洋上の目的地にどうやって運ぶのか
・目的地で作業する重機や部材はどう用意するのか
・海底に穴を掘る業者はどうやって見つけるのか

1と2は、まぁ船を選定して実施するんだろうなーと漠然と思っているのですが、面白かったのが3番目。
穴を掘る、となると一般のゼネコンに依頼するのかな?とも思ったのですが、どうやらガスの関連業者のノウハウが有用な様子です。資源を得るために海掘ったりしますもんね。その技術が必要になるとかで、そういった提携の話なんかもでてくるんでしょうかね。

なんにせよ、太陽光発電にしろ風力発電にしろ、パイがめちゃくちゃ大きい雰囲気がありませんか?
今のコロナ禍により、経済状況もマイナスな業種がとても多いですが、スマートエネルギー関連の企業についてはこれから大きく経済がまわっていく予感がした、そんなこちゃでした。

それではっ

ABOUT ME
kocha
多趣味だが仕事が安定しない30後半の関西のおっちゃん。 物事の継続は苦手だが、アウトプットしたいことは沢山 あるのでブログを始める。 SEの経験もあるので、 趣味やIT,ガジェットの情報を発信し、読んだ人に喜んで もらいたいと思っている。