こちゃのブログ

斎藤知事へのクリティカルな質問

2024年8月7日 兵庫県知事の斎藤氏の記者会見が開かれた。主な内容は、元県民局長の告発に対しての懲戒処分対応の妥当性の説明と質疑となっていたと思う。

正直なところ客観的に見て、斎藤知事が真っ黒だというバイアスをかけて問い詰めようとする記者達と、最低限の説明だけをしてそれ以上は絶対に答えようとしない斎藤知事の戦いに見えた。質疑応答じゃなくて、尋問や戦いといったイメージが近いと思う。

なにせこの知事、最低限のこと以外は持ち帰る、検討する、仮定の話はできない。と、全く記者に寄り添う回答はしない。対して記者は、核心的な答えが得られないからあの手この手でなんとか知事のおかしな点を確定する答弁を引き出そうとやっきになる。見ていて、とってもやきもきする会見だった。

まぁ、この構図になるのも仕方ないよね。なんせ、後述するが、嘘とは言えないまでも発言に間違い以上のものが含まれていたのだから。

この時にお父さんが感じたのは、「なんで記者たちは目の前のお題に固執して、本質の外から質問しないんだろう?」ということ。

時事ネタなので詳細は省くけども、要は斎藤知事がパワハラ気質で、いけないことや迷惑なことを色々としている、ということを元県民局長が告発し、それを知事は嘘八百と断じ、結果として元県民局長は懲戒処分され、その後自死してしまった、という流れ。

自死という事象が印象的すぎて、みんなそっちに意識が向いてしまった。でも、突き詰めなきゃいけないのはそこじゃないはず。大事なのは、「斎藤知事は本当に告発されるべき行動をしたのか?」だ。

していないなら、例え県民局長が自死したというショッキングなことがあったとしても知事は結果的に適切な処理を行った、となる。感情では納得できなくともそれが事実だ。

だが逆に、告発文の中に少しでも知事に都合の悪い事実が含まれていた場合、懲戒処分は不当なものとなる。つまり、懲戒処分の件は知事の行動が問題があった場合の延長線上でしかないのだ。

だから、記者は知事に対して「告発文の中に知事にとって不都合となる事実はありませんでしたか?」と聞くべきだったとお父さんは思う。現在、百条委員会の設置も行われ、様々な事実が浮き彫りになることと思う。その際に、この質問の回答が大きな意味を持つはずだ。

この質問は はい か いいえ で答えられる質問であると同時に、それ以外の回答をしたら「否定できない」という事実を世間に知らしめることができる。

また、回答を渋るようなら「世間の信用を取り戻そうとされているのに、この質問にも答えられないんですか?」と煽る記者もいるかもしれないね?

正直個人的には、この1問を問いかけるだけで、他の質問にも意味を持たせられるのになぁ…と思った。まぁ、あくまで個人の感想だけどさー。正直本質はそこじゃない?どうせ知事が逃げ続けるのわかってるわけだし。

現時点で、「強い発言だった」と本人が認める嘘八百について、嘘八百ではなかったという事実がある。知事が嘘をついたと断定はできなくとも間違いはあると確定している。その状態でも知事は最低限しか答えない。こうなると、たとえ知事が潔白でも信頼は回復できないし、真っ黒なら言うまでもない。でも、記者はこれ以上は調査や証拠が出ないと攻めることはできないだろう。どちらにしろ、百条委員会があればさすがに事実は明るみに出ることと思う。

なら今は知事を追い込むのではなくて、視聴者が納得できる要素を引き出すこと、相手が黒だった場合に向けたピース集めに注力するのがいいのではないか。

結果が出る日を楽しみにしながら、今日もyoutubeの言葉遊びを楽しもう

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