こちゃのブログ

材料費1,000円以下で木製の玉転がし迷路を自作してみた

どうも、こちゃです。本日もようこそ。

息子に、何か「お父さんとの思い出」的な物を残したくて迷路を自作してみたので、
その時のことをシェアしたいと思ってこの記事を書いてます。

念のため現代の自作迷路事情も調べてみたのですが、どうやらダンボールで作る方が多い?のかな?動画も結構上がってたのでそっちも見てみたのですが、個人的には「作った感」や、「丈夫さ」、「操作感(音)」が木製のほうがあるなーと感じたので、その感覚に従って木製でいくことにしました!

今回僕は3才の息子に喜んでもらえるおもちゃを僕自身が作りたい!と思って製作したので、作業者は僕一人です。でも、作業の大半はおそらく4歳くらいからでもやってもらえる内容だと思うので、親子で共同作業をして、子供一緒に楽しく過ごすきっかけとしても挑戦してもらえたらいいなーと思ってます。

あ、そうだ。時期を考えると夏休みの宿題(自由研究)にも丁度いいかもしれませんね。実は、僕が小学生(中学年くらいだったかな?)の時も夏休みの宿題で作って、学校に持っていったら同級生みんなが「遊びたい!」って言ってくれて、少し人気者になれたことを思い出しました。

材料購入。コーナンで全部揃います あと道具とか。

(時期によって価格が変動する可能性があるので、金額は2021年7月現在の大体の金額で記載してます。)
まず使う道具。
・木工用鋸 切断するのは薄い木材なので、あまり種類にこだわらなくて大丈夫だと思います。でも、無いと難しい。うちには幸い元からあったので、金額はわからんちん。
・木工用ボンド 小さいのでいいです。うちは丁度切らしてたので、税込み100円未満のやつを買いました。
・パチンコ玉 4円(笑)何かの拍子で家から見つかったので再利用。なければビー玉で代用するのももちろんOK。ただし、迷路の通路幅は転がす玉に合わせる必要があるので注意。

次に材料
・底板 シナ合板250mm×250mm うちの子に遊ばせるのにはちょうどよかった。体格や年齢に合わせる形で選ぶのがよいかも。僕が買ったのは、税込みで350円しないくらい。
・壁用板 檜工作棒900mm×4mm×20mm 税込みで160円/1本くらい。4本買って、最後の1本が320mm余ったくらい。つまり丁度だった。

鋸と玉以外購入して、1,000円弱でした。次は、作業の準備にかかります。

設計図を作成(注意点あり)

いきなり迷路を作り始めても、コースがおもしろくなかったり、作ってる途中で通路の幅がおかしくなったりと製作事故が起こる可能性があるなーと思い、事前準備として設計図を書くことにしました。

まずは、紙に書く。鉛筆でマス目を書いて設計のさらに下準備をします。
↓マス目の大きさとかの考え方はこんな感じ。
底板が縦横250mmだったので、外の壁を除いたらおよそ240mm。パチンコ玉は規格上11mmなことと、壁の厚みが合わせておよそ4mm程度なことを踏まえて、余裕を持って20mm×12列ずつで迷路を組むことにしました。
ノートだと240mmは書ききれなかったので、半分の120mmにしてマス目を書いていきました。

あとで消していけるよう鉛筆で下準備。でも、あとであることを発見し・・・

で、ここまで書いてから気付いた。別にノートのマス目は比率さえあってれば大きさ関係ないんだから、元から方眼ノート使ったほうが早かったじゃん・・・で、コースを最終的にボールペンでなぞればいいし。これに気付いてから、無駄にした分の時間を考えてちょっと落ち込んだり。みなさんはそんな後悔をしませんように・・・。

これで下準備OK。コースを作っていきます。
僕が作る時は、まずはゴールとスタートだけ決めて、その二つを繋げつつさらに全体を使えるように意識しました。コースが確定したところからボールペンでなぞっていき、最後不要な部分は消しゴムをかけてきれいにしていくと。
で、できたのがこちら

一部ボールペン間違ったのはご愛敬。斜線の部分はある仕掛けが。

なんかそれっぽく見えるでしょ?ちなみに、ゴールの横の斜線部には、ある仕掛けがあります。(それはまたあとで。)

次に、この設計図を底板にも書いていきます。一応鉛筆がいいかな?でも、基本的には上から木材を貼り付けていくのでボールペンでも見えなくなる予定です。ので、正直どちらでもいいかも。

で、書き写したのがこちら

ノートの図と向きが違った。ごめん。

あとは、ひたすら木材をカット→貼り付け作業でっす!

製作開始

ここからは、シナ合板をコースに合わせて切断し、ボンドで貼り付けていく作業です。
そこで、僕が気を付けたことを何点か。
・貼り付けるのは、中心から外側に向かって順番にするのがオススメ
  例えば、貼りやすいからと最初に壁で覆ってしまうと、「コースに直接木材をあてて長さを決める」ことがしづらくなっちゃいます。元が900mmの板なので、壁にひっかかっちゃうんですよね。コースは20mm巾で作っているから、木材も20mm単位で切っていけばいいジャンってなればいいんですが、実際に作るとそうはいかなかったりします。ので、一部ならともかく外側は最後にまわすのがいいと思います。

・ボンドの塗り方は、ほんとに薄くで大丈夫です
  多すぎると、乾きづらかったり、段差ができてしまったりとあまりよくありません。

・継ぎ目の無い壁は、木材をできるだけ長く切り出す方が楽
  単純に切る回数の話ですが、切る回数は少ない方が楽です。コースを線単位でみると、繋がってて切る必要のない部分があると思いますので、そこはあらかじめ把握しておくと楽だと思います。

そして最後、ある意味一番大事だと思うのが
・こまめに換気&掃除を
  作業内容的に外でやるほどでもないので、ぼくは全部室内で作業しました。すると、木の粉が舞うこと舞うこと。特に換気をしっかりしないと大変なことになります。皆さま、お気を付けください。

上記を踏まえ、作業をしていきます。

中心から外に向かって貼り付け貼り付け

あ、そういえば設計図の斜線部の説明忘れてた。↑の写真にもあるのですが、坂を作ってます。最後、ちょっと立体的な操作が必要なように。んで、その坂の下も玉が通れるようにしとります。

ちゃんと、接地面に角度もつけてるんですよ。

この仕掛け一つあるだけでおもしろさが全然違うんですよね。オススメです。

完成品を息子に遊ばせてみた。

そんなこんなで完成しまして。
完成して思ったんですけども、やっぱりダンボールじゃなくて木材で作成してよかったと感じました。
頑丈にできてる感じがするのと、やっぱり音がいい。で、それが操作感に繋がる感覚があります。

言葉だけだと伝わらないと思うので、早速テストプレイも兼ねて息子にチャレンジしてもらった時の様子を貼っておきます。特に音に注目してほしいです。気持ちいいので。

時間は、3日にわけて全部で8時間ほどの作業でした。

まさかのテストプレイも兼ねてしまうという暴挙

作り終わって思った事

動画見てもらったらわかるように、3才の息子にはちょうどいい難易度だったみたいです。坂の下からショートカットできる部分は、あまりに迷路が簡単になるようならふさいで、ゴールに失敗して横に逸れたら最初に戻る的な形にしようかと思ってましたが、どうやらその心配はなかったみたいです。
動画の後も結構がっつり遊んでくれて、作ったかいがありました。今度友達にも遊ばせてあげるそうです。

作るのは、なかなかしんどかったですね。っていうのが、全部ひとりでやったから。息子がもっと大きかったら一緒に作れて楽しいだろうなーと素直に思えました。木材は僕が切って、息子はそれを貼るだけ、とかでね。

あとは、父さんとの思い出をちょっと思い出したりなんかしました。昔父さんと何かを作ったりしてましたけど、その時の父さんも今の僕と同じ気持ちだったのかなーとか。

総じて、作ってよかったなーと思いました。

お子さんとの工作欲がある方は、木製自作迷路、候補に入れてみてはどうでしょう?

それでは、また次回!

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