最初に質問です。素直な気持ちで確認してみてください。あなたは現在、ピアノを始めるにあたって「挫折するかもしれない」という不安や、「挫折しちゃいけない」という強迫観念に近いものを感じているんじゃないですか?
ある程度弾けるようになると、この感覚は薄れるんですけどね。最初に「ピアノを弾きたい!」と感じ、いざどうすればいいかを調べようとした場合、
世間はピアノを弾こうとする人に対して、挫折ポイントを沢山用意しすぎているように私自身感じるので。
そ ん な は ず 全 然 な い の に。
世に溢れている初心者向けの記事の、まぁなんと難しいことか。
おかげで、精神的なハードルも好きな曲を弾くための練習内容の
ハードルも上がりまくってると思うんですよね。
なので、現在は楽譜を見なくてもそれなりに色んな曲を即興で弾ける
ようになった私が、必要ではない知識や練習、必要な知識やその練習を、
それぞれ理由をつけて解説していきます。
初心者は時間がない。みんな気付いてるかわからないけど。
挫折ポイントとして挙げられるものの一つ。大前提として、初心者は
ピアノ練習に割ける時間が多くないことが多いはずなんですよね。
そりゃそうだ、仕事をしながら趣味として始めたいのかもしれない。
育児しながら、子供に小さいうちから音楽に触れさせてあげたいと
思って始めるかもしれない。
そもそも、普段の生活に、ピアノの時間を新たに作るのだから、基礎練習
に当てる時間なんてそんなに取れるわけがない。そんなことしてたら好きな
曲を練習する時間が無くなって、成長も実感できなくて、結果つまらなく
なり挫折する。大半の人がそんな感じでしょう。私の周りにもいました。
なのに、みんな「ピアノを弾くには、楽譜が一瞬で読めるように
ならなきゃいけないから、訓練しなきゃいけないんでしょ?」
「指が動くように、基礎練習で訓練しなきゃいけないんでしょ?」
とか思い込んでる。
もったいないよね。ピアノって、実は練習も楽しめるのに、練習
を訓練と感じて向き合ってるんだもの。苦行に感じても仕方ないよね。
訓練は、ピアノの楽しさを見つけてからでいいよ。
結論を言うと、好きな曲を弾くためには「楽譜を読めるようになる必要は
ない」し、「指が動くようになるために基礎練習を繰り返す必要もない」。
前者は「読める楽譜にすればいい」し、「好きな曲を繰り返し弾いていれば
指は動くようになる」。そんな感じで、後からついてくるものは後回し。
取り急ぎ必要で、なおかつ時間がかからず理解できる内容を徐々に伝えて
いきます。
主な内容は、知識、技術、マインドの3種類になるかな。一つ一つ身につけて行ってもらえたら、ピアノの楽しみにも比較的早く到達してもらえる
んじゃないかって期待して、記事を書いていきます。届くといいなー。
鍵盤の呼び方を覚える!!
シリーズ第一回目の今回は、鍵盤の呼び方を覚えることを提案するよっ!
すでになんとなく覚えている人もいるとは思うけど、改めてそれぞれを覚え
てみよう。
なんでこれを覚えるかというと、単純に意思の疎通がしづらいから。
例えばドを弾いてって伝えるとき、「黒鍵が二つ並んでいる左側の、白鍵が二つ並んでいるうちの右側の鍵盤」なんて伝えたら滑稽でしょう?なので、名前を共有する、というのはコミュニケーションをとる上で超大事なのです。
世の中は名前に支配されていると言っても過言ではないのです。
それはさておき。
その上で、次の画像を確認しましょう。
ザ.シンプル。ピアノは、上記のド〜ドの並びがいくつも連続してできて
ます。ドレミファソラシの7音と、5つの黒鍵の12音で1オクターブですね。
黒鍵は、♯や♭の記号で表されます。たとえば、ドとレの間の黒鍵は、
「ド♯」もしくは「レ♭」と行った具合に。
初日は、これだけ確認してくださいな。それができたら、子供の頃の童謡を
弾いてみるのもいいかもしれません。案外、子供の頃って音符で歌を歌ったりしていたので。ドードーソーソーラーラーソー♪とか、口にすると
懐かしいメロディが浮かんできたりしませんか?
子供の頃は、なんでもない歌だったものも、ピアノで弾いてみると案外
楽しく、懐かしい気分になったりするものです。
それじゃ、今回はこの辺で。
またね〜